インタビュー:2018.4.13
繰り返しになりますが、100年以上続いていることが条件の【伝統和菓子職】と、2年に1度の超難関認定資格(合格率10%)【優秀和菓子職】の2つを持っている店舗は、日本に3つしかありません。
そのうちの1件が、福井県小浜市の「伊勢屋」です。
6代目店主の上田浩人さんは上記の資格を30歳で取得し、「これからの日本における和菓子業界をどうリードしていくか」の会議にも参加されています。
6代目、浩人さんが語る、和菓子の未来を取材しました。
地元の人には、和菓子の魅力、日本文化、季節感の魅力を感じてもらいたい。
1日の中のゆとりとして、この季節にこの和菓子を食べて心がほっとする感覚を楽しんでほしい。
食べるだけじゃなく、心の栄養。付加価値。
県外客の方には、くずまんじゅうや雲上水を楽しんでほしい。
海外で小豆を作って成功している人もいて、業界全体で和菓子の魅力を伝えていきたい。
こういった考えに至ったのは、いつ頃だったのでしょうか?
最初はレール。和菓子屋を継ぐんだろうなと思っていた。
だけど厳しい修行はそれでは続かなかった。
心構えを変えて、好きになる努力をした。
面白いところを自分で発見していった。そうじゃないと続かない。
自分が輝くこと、自分を成長させることで、想いを周りに伝えていきたい。
日本の和菓子界を引っ張っていく【伊勢屋】さんに今後も注目していきたいと思います。
若狭小浜名物、丁稚ようかん。昭和の中頃まで続いていた丁稚奉公の制度のなか、帰省先の若狭から持ち帰られた羊かんを、丁稚ようかんと呼ぶようになったそうです。
日本三大葛の一つに数えられる「若狭熊川くず」。まろやかな口当たりで、上品な味わい。
百伝ふ(ももつたう)雲上水。若狭の芳醇な自然フィルターを通して湧き上がる名水。
前述の通り、日本で3つしかない2つの認定資格を取得している店舗で、和菓子作りを学ぶことができ、和菓子を販売する体験ができます。
お菓子の説明や季節の理由などを学ぶことができ、技術者の講習支援や和菓子コンテストの参加サポートも行っています。
日本トップクラスの和菓子を、福井県小浜市で学ぶことができるのは非常に魅力的です。国家資格取得のフォローなども行われるお店なので、非常に未来を描いて頑張りやすい企業だと感じます。
ビジョン・ミッション |
お菓子を通して、作る人も食べる人も幸せを感じられるようなお店にしていきたい。「幸福感」が大事で、イヤイヤ作っていてはダメ。 『不易流行』という言葉もあるように、変わらないものと変わるものを意識しながら、未来に残っていく老舗にしていく。 |
給与テーブル |
現在は、国の毎年の賃上げ要請に伴い、少しずつ給与を上げていっている。今後、国家資格取得とともに給与テーブルを上げるなどの仕組みを検討中。 |
退職金制度 | パートの方も含め、退職金を支給。兵庫に自分の店舗を出した卒業生もおり、求めるところに合わせて環境を変えることが可能。コンテスト等への参加練習のサポートあり。 |
評価基準・査定スケジュール | ー |
+α(人・制度) |
職場には女性も多く、子供が小さい人にも柔軟に対応。 |
企業名 | 有限会社 伊勢屋 |
事業内容 | 和菓子製造・販売・卸・開発 |
住所 | 福井県小浜市小浜一番町1-6 |
従業員数(取材時) | 13名 |
電話番号 | 0770-52-0766 |
ホームページ | https://obama-iseya.com/ |
メールアドレス(担当者名) | hiroto.iseya.6@gmail.com |
※企業の紹介記事のため、下記の求人情報は最新ではない場合がございます。各企業様に直接お問い合わせください。
和菓子の魅力を、より実感できる企業です。葛まんじゅうの販売や、製造などお気軽にお問い合わせください。
仕事内容 | 和菓子販売・製造のパート・アルバイト |
求めている人材イメージ | 18歳~50歳・意欲のある方、接客好きな方、明るい方 |
勤務地 | 小浜市 |
給与 | 800円~ |
休暇、休日 | 水曜休み、シフトにて調整 |
福利厚生 | 雇用保険・労災等完備 |
給与以外の報酬 (得られる経験・資格など) |
長く続いたパートの方には賞与あり。 コンテスト参加等も可能。 |
職場の雰囲気 | 仲良く、落ち着いた雰囲気です。 |
入社後1か月のイメージ | 簡単なことから始めて、先輩について覚えていっていただきます。 |
応募方法 | 電話/メール |
選考プロセス | 書類選考の後、面接 |
1984年生まれ。福井県小浜市出身、若狭高校卒業後、大学へ進学。祖父が亡くなり、2年で大学を辞め、千葉の和菓子店「京山」へ修行にいく。25歳で小浜へ戻り、8年が経つ。『和菓子を通して、小浜をアピールする』『新しいことに挑戦する』という想いを胸に、日々営業を行っている。
氏名:上田 浩人(うえだ ひろと)
役職:6代目店主
お菓子づくりが好きな方、歓迎します。「何か1つ日本で一番の商品を作る」「職人の育成」「世界に和菓子の魅力を発信」「和菓子を通して小浜をアピール」という想いで働いています。共感していただける方はぜひお問い合わせください。