インタビュー:2018.8.5
1981年1月7日創業。(ちなみに専務は同年1月5日生まれ。)
不動産業は参入困難と言われていた中で、創業社長が一つ一つの仕事で信頼を得ていき、
当時は新しかった賃貸管理業などを成功させていきました。
現在、
空き家管理・巡回サービス、歴史的人物のイラスト看板、
リノベーションや家具設置による空室対策などの事業を展開させ、
地域の人の良き相談相手として事業を行われています。
「不動産業を行っていると、幸せな話だけではなく、誰のせいにもできない問題が
起こり、悔しい・悲しい・切ない話もたくさんあります。
お客様に寄り添って、仕方ないと思えるところまで話を聞き、
提案し、行動させていただきます。」
と、平田稔専務は述べられていました。
地域の人の想いを受け止める存在に、スタッフ全員がなっていけるように
仕事に対する想いや行動基盤、用語の定義を明確にしたクレドを設定されています。
不動産の価値が昔と全く変わり、田畑や山林、空き家が売れなくなっている世界の中で
お客様の想いを聞いて、課題を解決し続けている企業です。
自慢の竹ぼうき。砂を取り除く、という掃除のこだわりがあります。先端がどんどん削れていくほど、敷地を掃き清め、スタッフの気付きの場としています。
小浜市のあちこちで見かける、歴史的偉人の看板。商売をアピールするだけの看板では美しくないと考え、街の景観を守り地域の魅力を伝える工夫として始まったそうです。
クレドとスタッフマップ。役割や定義を明確にすることでスタッフを迷わせない取り組みをされています。
役職手当・リーダー手当・資格手当という仕組みによって、目指すラインを明確にしています。
また、会社がとって欲しい資格に関しては、補助+勤務中の勉強が可能な仕組みを導入しています。(賃貸不動産経営管理士・宅建士※今後広げていく可能性あり)
また、スタッフを育成していく環境整備として
「不真面目な人が得をする、まじめな人が損をしてしまう」ということを無くすため
リッツカールトンを参考にしたクレドのほか、行動基盤・用語の定義を作成しています。
仕事を押し付け合ったり自分だけ楽をする、という考えのない風土は、
自分の意欲を削がれることなく成長していける素晴らしい環境です。
今回見せていただいた、クレド・行動基盤・言葉の定義の取扱いは、本当に感動するほど素晴らしく、これが明確な環境で働くことができているスタッフの方が羨ましくなりました。お客様にもスタッフの方にも、素晴らしい環境を提供する意欲を形にされていて、ぜひ見習いたい企業です。
ビジョン・ミッション |
クレドを作成し「このまちとこれからも」というビジョンを設定しています。行動基盤や言葉の定義を明確にし、「真面目な人がトク」になるような風土づくりを行っています。 |
給与テーブル |
役職手当・リーダー手当・資格手当、という報酬によって、目指すラインを提示しています。また、会社として取ってほしい資格に関しては、補助+勤務中の勉強が可能な制度もあります。 |
退職金制度 | ー |
評価基準・査定スケジュール | ー |
+α(人・制度) |
スタッフマップという仕組みによって、自分の仕事を理解できる体制づくりをしています。人それぞれの個性を理解し、最適なスタッフ配置を考え続けています。 |
企業名 | 株式会社 平田不動産 |
事業内容 | 宅建業法に基づく賃貸・売買の仲介、賃貸管理、オーナー代行業 |
住所 | 福井県小浜市四谷町9−18 |
従業員数(取材時) | 13名 |
電話番号 | 0770-53-3588 |
ホームページ | https://www.hiratafudousan.com/ |
メールアドレス(担当者名) | mhirata@hiratafudousan.com |
※企業の紹介記事のため、下記の求人情報は最新ではない場合がございます。各企業様に直接お問い合わせください。
日本全体の課題である空き家対策に対して、創刊された冊子の1番目に掲載をされているほど、取り組みの素晴らしさや新しさがある企業です。
いくつも街の課題を解決する取り組みを動かされていて、目の前の仕事だけではなくビジョンや想いを実現するために行動する環境で学ぶことができます。
その他備考 | 現在、不定期に募集を行っています。興味のある方はお問い合わせください。 |
小浜市出身。絵本作家を目指して美術を専攻。22歳で実家を手伝う決意をし、金沢の不動産会社で3年間修行を積み、小浜に戻る。現在13年目。6年前に自分の在り方を見直す機会を持ち、経営塾への参加などを行い、様々な取り組みを実践している。
氏名:平田 稔(ひらた みのる)
役職:専務取締役
私の課題は、良き相談相手になっていくこと。自分の役割を果たし、少しずつ出来る範囲を広げていきたいと思っていますし、スタッフにもそうなって欲しいと願っています。
理想と現実には大きなギャップがありますが、スタッフ共々努力していく所存です。考えるだけでは自分の役割は見出しにくいと思います、まず動いて・失敗して・チャレンジしていきましょう!